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エッセイ

Vol.8

初めての海洋散骨葬

ウェブサイトに海洋散骨葬の紹介を載せると、早速婦人から問合せがあった。「クリスチャンではないのですが、海洋散骨をして頂けますか。」私の海洋散骨を始めた目的は福音宣教であったので、喜んで引き受けさせて頂いた。
散骨の当日知ったのであったが、私の最初の客になったその方は、新興宗教教祖の妻であり、被散骨者である故人はその教祖であった。当日マリーナに故教祖の妻、兄弟、そして信徒が集まった。彼らはとても礼儀正しい人たちであった。
その日は気持ちいい秋晴れの日で、青い空に青い海、波は穏やかで最高のコンディションであった。逗子から沖にモーターボートで海上を走らせながら、あちらは葉山です、向こうに見えるのは江の島ですよと案内をする。初めて船に乗ったと言う彼らはとても笑顔であった。
沖に船を停め、少し話をさせて頂き、最後にお祈りしてよろしいですかと聞くと彼らは快諾して下さった。そして青い海に花びらと一緒に散骨をした。相模湾沖から青い海の向こうに富士山がとても綺麗に見えた。
車で駅に送る帰り道、婦人と神様論議で花が咲いた。彼らもある意味で求道者であり、真理を求め続けている。
Ⅰテモテ2:4-5「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。」
真理を求め新興宗教に熱心な彼らも、唯一真の神を知り、救われるようにと願ってやまない。

後日婦人からアンケートが返ってきた。
「インターネットで検索して、費用面などでこちらにお願いすることに決めました。故人が生前、海洋散骨を希望していたのでもともとお墓に関しては考えておりませんでした。当日は牧師先生が船頭も担当されたのが面白かったです。船上でお祈りをしていただき、和やかに、穏やかに執り行っていただき本当に感謝しています。この日を記念日として毎年セレモニーを行いたいと思います。ありがとうございました。」

私にとって初めての海洋散骨葬は、とても印象深いものとなった。神はこれからも私にいろんな方を送って下さるであろう。神が愛されておられるその方々に愛を持って対応していきたい。

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