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エッセイ

Vol.32

葬儀は必要か? -終活牧師が行く#4

最近は、お通夜や告別式をしないで、身内だけで火葬場で見送る「直葬」が増えてきています。都市部では直葬の割合が20%超とも言われています。
では、お葬式(お通夜(前夜式)・告別式(葬儀)は省いて良いものでしょうか?
心の区切りをつけるために、葬儀を行った方がいいというのが私の考えです。


こんにちは、終活牧師の榊哲夫です。

前回は、葬儀会社を決めておくという話しをしました。それは親御さんのために、または自分や家族のためにと言うことです。

今回は、葬儀は必要なのかという話しをいたします。これも自分のためにだけではなく、親御さんのために、また家族の者の為にも考えてみましょう。

日本では、超高齢社会となり、亡くなる方の年齢が80代後半とか90代というのが当たり前になってきました。もう仕事をリタイアしてから10年、20年経ってから亡くなるというのが普通になってきました。もう以前の会社関係の方々に死亡を知らせる必要も無くなってきました。

また、以前は親族、兄弟たちや子どもたちや孫たち、親戚を合わせると4,50人もすぐ集まってきたものでしたが、現在は少子化により、親族が20名以下、いや10名以下というのも普通になってきました。

そしてこのコロナ禍、なかなか人が集まるのが難しくなってきた状況で、もうお葬式、いわゆるお通夜や告別式は要らないのではないか、お金や手間もかかる、もう身内だけで火葬場(カソウバ)で見送ったらいいのではないかと考える方々が増えてきました。この葬儀を省いて火葬するのが、直葬(チョクソウ)、というものです。

都会では、この直葬の割合が20%を超えるようになってきました。

私はこれについてどう思うかと言うと、こういう状況下でも、参列される方が何人かおられるのでしたら、直葬ではなく、葬儀を行った方が良いと考えております。

葬儀をした方が良い理由はいくつかあります。

まず、葬儀をしないと区切り、心の整理を付けることが難しいと言うことです。

身内の人がこの世を去って、葬儀もしないと、いつまで経っても亡くなったような気がしません。朝起きると家にいるような気がしたり、昼あの人はどこへ出かけたのかな? 帰ってくる気がしてしまう。いつまで経っても亡くなってしまったと思えない状態が続いてしまうわけですね。

身内が亡くなるとは、とても悲しくことです。でもその悲しみを避けるのでなく、受け入れる事も大切です。 葬儀の場で思いっきり泣いて良いです、きちんとお別れをして、気持ちの整理をする課程が葬儀でもあります。

特にキリスト教の葬儀では、牧師のメッセージにより慰めを受けます。死んだら終わりではなく、永遠の世界があることを再確認します。また、復活の体が与えられる希望も湧いてきます。

心を切り替えて自分の残りの生涯も充実したものとなることができます。そして葬儀に参列した親族や友人との寄り添いがあり、共に故人の生涯を見守ってくださった神を礼拝することが出来ます。

事情が許せば、出来るだけ葬儀をすることを私はお勧めいたします。

葬儀をしてくださる牧師がいないと言われる方、心配要りません。私の同労者に広田牧師という方がおり、ブレス・ユア・ホームと言って全国ネットで葬儀の牧師を紹介している働きをしております。いざという時は連絡してみてください。
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【全国対応】ブレス・ユア・ホーム株式会社 代表 広田牧師
電話:0120-966-387
https://christ-sougi.com/
-教会に所属しない、または教会に通うことができなくなってしまった
クリスチャン、またはキリスト教での葬儀を希望されるノンクリスチャンのために、葬儀の司式を行う牧師を手配したり、葬儀一式を行う会社です。
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次回は、「お通夜もした方が良いのか」についてお話しします。

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