クリスチャン共同墓地の運営管理

こんにちは、終活牧師の榊哲夫です。

前回は、「最も重要な終活」というタイトルで、お話をさせていただきました。

それは、死んだ後、神の裁きに会わないように、生きている間に神と和解して、赦しを頂いておくと言うことでした。これは死ぬ前の準備というよりは、若ければ若いほど良いです。早ければ早いほど良いです。

私たちを愛しておられる神と和解し、神にますます愛され、神を喜び、神と親しく交わり、そして神に愛されているように他の人たちを愛することです。

それこそが私たちの生きる目的であり、最高の喜びです。

さて今回は、お墓についてお話しします。

私たちの肉体は、私たち自身が、この地上生活を送るのに必要な仮の住まいです。しかしこの世の歩みに適さなくなった肉体は死を迎え、私たち自身である霊はその瞬間に神の許に帰ります。ですから遺体の中にはその人自身である霊はもうおりませんし、火葬された遺骨の中にもおりません。

またお墓に埋葬されても、お墓の中にはおりません。

遺体や、遺骨は、その人に敬意を表わすために丁重に扱うことは大切ですが、でもその遺体や遺骨に手を合わせ拝むことや語りかけることは意味がありません。

この世をすでに去った人に語りかけても、その声や思いはその人に届きませんし、亡くなった人のためにお祈りをして何かお願いしようとしても、時すでに遅しです。

私たちはその人が生きている間に思いを伝え、愛を実践することが大切ですね。

クリスチャン墓地の運営をしている私のところに次のような質問がよくきます。それは、「私は信仰によって天国に行きますので、お寺のお墓に入っても問題ないですよね」、と言われます。

神であり、人として来られた救い主イエス・キリストを信じ、信頼している者は、この世を去った瞬間に、神の臨在する天に上げられます。ですので、信者がどこへ埋葬されようが、散骨されようが、神のおられる天に行けます。

私はその方に答えます。お寺に埋葬されても、あなたは天国に行けますよ。でも残された家族、親族、そして子孫たちはどうなるのでしょうか？

自分のお寺のお墓を守らせ、定期的に何年も何十年も法事、法要を強いるのでしょうか。費用も掛かります、そのお墓の管理費用も払い続けさせるのでしょうか？自分が良ければ、後はどうでもいいのでしょうか？

あなたがもしクリスチャンであり、事情が許すのであれば、キリスト教式のお墓に入ることをお勧めいたします。キリスト教式の墓には、神の約束の希望の御言葉が刻まれており、毎年行われる記念礼拝では福音が語られます。

あなたのご家族や親族、ご友人に福音を伝えきれなかった方々への伝道にもなります。

是非、あなたが天に召された後は、法事法要の束縛が断ち切られ、良い証しが残こるようにして頂きたいと願います。